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自己紹介

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たきびす🔥とぶお

一斗缶焚き火にあこがれて、2008年に庭で小さい焚き火をするためにアウトドア用ウッドストーブ「マジックフレーム」を購入しました。それ以来、探求心からいろいろなストーブで焚き火をしてみたくなり、さらに収集癖もあることから買い集めてしまいました。主に2018年までの10年間ほど取集していました。

アウトドアの趣味はありません

インドア派なので庭で焚き火をするだけです。お湯を沸かしてコーヒーなどを飲むくらいはしますがアウトドアの趣味は全くありません。所有しているのは焚き火ストーブと湯沸かし用のポットとカップ類、それにミニテーブルくらいです。フィールドでの使用とは感想が異なりますのでご了承ください。

ブログ開設の目的とご注意

このブログは個人的な収集品の情報整理するために開設したものを公開したものです。「名ストーブ列伝」は1メーカーにつき代表的な1ストーブをメインにして紹介しています。時間があるときに情報を追加する予定です。営利目的ではないので、アフェリエイトや広告はありません。メーカー撤退、廃番、旧仕様のものも掲載しています。また、最新情報ではない場合もあります。間違った情報があればコメントいただけると助かります。

焚き火ストーブ収集する理由と収集をやめた理由

なぜ収集したかというと、小さい焚き火というシンプルな目的のために様々な形状のものがあり興味を惹かれたからです。主に収集していた2008年から2018年は、海外の焚き火ストーブ黄金期と呼べるくらい良い時代でした。斬新なアイディアの製品が次々に登場したうえに円高で輸入品がお手頃価格、さらに個人輸入してくれる人と知り合ったことから買い漁っていました。
まだ日本はアウトドアブーム前で、一番熱心だったのは笑'sさんです。埼玉の町工場でBP120を直接購入し、コーヒーをご馳走していただきながら色々な話を伺うことができました。その後のご活躍は誰もが知るところですよね。
2017年くらいになると安価なコピー商品がアマゾンで大量に販売されるようになり、海外メーカーも勢いが無くなってしまいました。アイディアもほぼ出尽くした感があり、混沌とした時代に突入したことから収集をやめました。その後日本はアウトドアブームとなり・・・というわけです。
 

焚き火ストーブの哲学

焚き火ストーブとは最少限の薪で最大限の焚き火を楽しむための道具であり、オリジナルな発想により製作されたストーブは存在そのものに価値がある、と考えています。

焚き火ストーブは薪資源を有効活用するための人類の知恵

薪も自然がくれた大切な資源と考えれば、無駄に消費するのはカッコよくありません。薪を燃やすだけなら地面でいいわけですが、あえて焚き火ストーブを使う理由は効率よく薪という資源を活用するためです。薪を効率よく燃焼させることができ、熱を上部に集中させることで最大限に利用することができます。
 

焚き火ストーブの定義

焚き火とストーブの関係で定義してみる

焚き火とは炎を見る続けること、と考えています。個人的には炎を30分以上維持できた場合を「焚き火」と定義しています。途中で炎が無くなり熾火(おきび)になってしまったら焚き火をしたとは言えません。時間が無いときやお湯を沸かすだけというv短時間のときもありますが、炎を維持することをやめる→強制的に消化するという行為があるのでOKかと考えます。つまりは「焚き火ストーブとは薪の炎を30分以上維持することができるアウトドア用ウッドストーブ」ということになります。

焚き火ストーブと焚き火台の違いは

焚き火ストーブとはアウトドア用ウッドストーブのことですが、具体的には形状は立体的な容器で、その中で薪を燃やして焚き火ができるもの、ということになりますね。煙突効果・保温効果により燃焼効率が優れています。焚き火台の皿のような形状だと小さい炎を維持するのは難しく、焚き火ストーブであれば可能になります。
焚き火ストーブの有効性を検証するために、キッチンで使う小さいパンチ穴のステンレス製ボール(直径15cm)で焚き火を試みたのですが、炎を維持するのは困難であることがわかりました。ボールより小さい、例えばファイヤーボックス・ナノなら30分以上炎を維持し続けることが可能です。

収集する焚き火ストーブは

庭で焚き火をするだけなので、小さいストーブしか集めていません。基準はマジックフレーム以下のサイズとしています。ただ、近いサイズであれば少し大きいストーブも購入しています。
最も重視していることはオリジナリティです。焚き火というシンプルな行いであるにもかかわらず、様々な形状のストーブが存在します。その独特な発想・デザインが面白くて収集しています。そのためコピーやパクリには全く興味がありません。
また、あまりに薄い金属板や極細のワイヤーで作られたものは、焚き火の炎や熾火の熱に耐えられないと考えて購入していません。例えばカルデラコーンはアルコールストーブ用風防スタンドであり、付属品で焚き火でも使用できるようにしたものです。焚き火メインでの使用は想定外かと思います。
 

焚き火ストーブを分類してみる

構造で分類すると

大きく板を組み合わせたものと、筒状のものの2種類に分類できます。板型はスリットを組む方法と、蝶番で畳む方法があり、どちらも平らになるので収納しやすくなります。ただ、熱による変形が大きく、使用後は購入時のようにまっ平にはなりません。 蝶番のものは変形が大きいと折り畳みが困難になることもあります。強度を高めたり、ある程度の変形を防いだりする目的でプレス加工により凹凸があるものもあります。一番多いのがスリットで組み立てるタイプで、加工がしやすく安価に製作できるからかと思います。

筒型は収納時のコンパクトさに限界はあるのですが、熱による変形がほとんどないというメリットがあります。板を曲げて溶接かリベット止めで円筒形にしたのものと、プレス加工・絞り加工による継ぎ接ぎが無いものがあります。二次燃焼になっている場合が多い傾向があります。

その他、独自構造のストーブもあります。半円筒形を組み合わせるもの(リトルバグストーブ)や薄い板を湾曲させて組み立てるもの(ピコグリル)、一枚の板を折り上げて立体にするもの(プロコル・プッシュ)などです。薄い0.1mm厚程度の板を円筒形にするものもありますが、多くの場合はアルコールストーブ用のスタンドや風防で焚き火でも使用可能としているものです。

材質で分類すると

材質はステンレスとチタンがあり、さらにステンレスは大きく2種類あります。大雑把にいうならば磁石がつくもの、つかないものです。
海外製は磁石につかないものが多く、日本製は磁石につくものが多いという傾向があります。メーカーや通販サイト、ショップではステンレス製としか記載されてない場合がほとんどですので、当ブログのストーブ図録ではステンレス製は磁石がつくかどうかを(わかる範囲で)記述しています。磁石がつくストーブは錆びやすいと感じています。耐久性などは問題無いようですが、庭焚火での常用ストーブは磁石がつかないものを使用しています。

・オーステナイト系ステンレス鋼(SUS300番台)
「鉄+クロム+ニッケル」で構成され、熱でも錆びにくい特徴があります。磁性をもたないため磁石はつきません。※加工後は磁性をもつ場合があります。
・フェライト系ステンレス鋼(SUS400番台)
「鉄+クロム」で構成され、熱で錆びやすい傾向があります。磁性をもつために磁石がくっつきます。
・チタン
純チタン製とチタン合金製があるが区別するのは難しいのでは。同型のストーブでステンレス製とチタン製がある場合は、チタン製の方が薄板で作られていることが多い傾向があます。軽量で選ぶならチタン、堅牢さで選ぶならステンレスの方がいいようです。
 

参考文献/リンク集

禅ストーブ

https://zenstoves.net/
ウッドストーブのページ
https://zenstoves.net/Wood.htm

ニンブルウィル・ノマドのリトルダンディストーブ

https://nimblewillnomad.com/
リトルダンディストーブのページ
https://nimblewillnomad.com/little-dandy-stove/

ブッシュバディ作者 フリッツ・ヘンデル氏へのインタビュー

https://hikinginfinland.com/2009/11/interview-fritz-handel-from-bushbuddy.html
 

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